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創業者 安藤駒太郎

ヒト 36

アコマ医科工業の創業者・安藤駒太郎は、自らの商店を開業する以前の8年間、本郷2丁目にあった佐々木安則商店という医療機器販売を生業とする大店で奉公時代を過ごしていました。温厚な性格と持ち前の勤勉さで一生懸命に仕事に励みました。その働きぶりが、店の主力である輸出入部門で活かされたと言われています。また、昼間の仕事を終えた夜間に、神田三崎町にある英語学校に通い、語学力を身に着けていきました。
安藤駒太郎商店の開業後は、商売は地道がいちばんで、習得した英語力を生かしつつ、集めた商品をかついでは地方回りをして、着実に地盤を固めていきました。
苦しいことを苦しいとも思わず、周りの人を大切にして、ただひたすら謙虚な商売を続ける。そんな駒太郎の姿勢が、着実に実を結んでいきました。
“医療器械は人命にかかわる大切なものであるから、不正なものは販売してはならぬ”
事あるごとにこれを説いていた駒太郎の意志が、現在でも受け継がれ、アコマの精神として掲げられています。

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